第41回 関西学院同窓会
神奈川支部総会
第41回・平成23年度関西学院同窓会神奈川支部総会は、今回久方ぶりのお昼に崎陽軒本店5階「マンダリン」で開催されました。
朝方からの雨で欠席者が多く出るのではと心配しておりましたが、昨年より約一割増の出席者82名で開催する事が出来ほっといたしました。
定刻の午前11時半より司会者山中園子(昭和36年文卒)さんの祈祷で始まり、引き続き多根支部長より来賓及び参加下さいました皆様への御礼並びに今後とも神奈川支部へのさらなるご支援のお願いと、来年度より新支部長となる下野政之(昭和47年経卒)氏の紹介がありました。
引き続いて来賓の杉原左右一関西学院大学商学部教授(前学長)より創立125周年に向けた関西学院の近況報告と教授自ら作成されたレジメ「関西学院新基本構想を巡って思う事」の説明がありました。特にアメリカンフットボールやグリークラブ等全国レベルで活躍しているのもありますが、知名度・総合力においてまだまだ不足しており早急に早稲田・慶応レベルまで押し上げねばならないと力説されたのが印象的でした。
次に関西学院同窓会口羽敦子副会長と奥林副会長兼東日本センター長兼東京支部長ご両名より支部総会への招待された事への感謝と今後の支部活動がますます発展するようにとの激励をいただきました。
その後議事進行となりますが、その前になごやかな雰囲気で少しでも参加したという意識を出席者全員に持っていただけようアイスブレーキングが行われ、ますます打ち解けた雰囲気で議事進行に入る事が出来ました。
活動報告・会計報告、田中康弘会計監査より監査報告があり、全ての議案が拍手を持って承認されました。
続いて今総会のメインである講演にと入って行きました。
講師は昭和43年社会学部を卒業で、KG劇研究部3年生の時にフランスナンシー市での世界大学演劇祭に日本代表として参加され、現在も東宝渇煙部で入社以来演出家として御活躍中の北村文典さんで、題目は「芝居作りは縁(えにし)と絆が生むアナログの世界」でした。
演出家でも超有名な菊田一夫氏、三木のり平氏につかえ、また長年山田五十鈴・杉村春子・森光子各氏の演出をてがけられ、菊田一夫氏30番目(最後)の公認の弟子にもなられたのでもあります。
講演内容で特に感銘を受けたのは、ここまで認められ今なお演出の仕事をさせていただけるのは、東宝入社時約半年間の徹夜・徹夜連続での舞台裏方のそれは厳しい仕事の経験と、関学で学んだマスタリフォーサービスのお陰で、人として一番大切な常に相手を思いやる気持ちが身に付いていたおかげだと話されたことでした。
最初の舞台稽古から全ての(何十人)出演者(俳優)の名前を覚え、端役の人といえども名前を呼んで指導支持するように常に努力しましたが、舞台稽古では俳優さんの着ているものが昨日と多々変わっており、顔と名前が一致しなく大変であったとユーモアを交えて苦労話のご披露もありました。
普段聞けない話を原稿持たないにも拘わらず、30分間によくまとめあげられた素晴らしい講演でした。
盛り上がった雰囲気の中、支部会員でもある同窓会副会長の田渕 ミさんの乾杯の発声で懇親会に入りました。
運ばれた料理も大変おいしく和気あいあいと歓談が盛り上がる楽しいひと時の中、初参加紹介・総会最若手へのインタビュー・恒例のじゃんけん大会等でさらに盛り上がり、あっという間に過ぎていった楽しい懇親会でありました。
最後に町浦英男(平成2年商卒)さんの音頭のもと校歌「空の翼」讃美歌「405番・神ともにいまして」を全員でおなかの底から力いっぱい歌い上げ、来年の再会を誓い14:00にお開きとなりました。
多根支部長のもとでの最後の総会となりましたが先輩から引き継いだアットホームでなごやかな雰囲気の中、終始笑いのたえない良い総会でありました。
司会の山中さん | |
来賓及び出席者に 感謝を述べる 多根支部長 |
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創立125周年に向け 学院の近況を説明される 杉原左右一商学部教授(前学長) |
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挨拶をされる口羽同窓会副会長 | |
演出家としての苦労と経験を 熱く話される 北村文典さん |
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田淵同窓会副会長 乾杯 |
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和やかな会場 懇親の輪が広まっています。 |
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参加者お互いが 自己紹介しながら会場内を移動 |
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校歌「空の翼」 讃美歌「405」を参加者全員が 合唱 |